2025年のリフォーム、家守る「まもリフォーム」増加 エディオンが調査、「設備老朽化」の次に「快適性」

 家電量販大手エディオン(大阪市)はこのほど、2021~25年に家をリフォームした4700人を対象に実施した「第1回全国リフォームトレンド調査」の結果を発表した。それによると、2025年はリフォームした理由として、定番の設備の老朽化・故障以外に、快適性や光熱費抑制などを挙げる人も目立ち、「気候変動や災害、物価高から家族・家計を守るため」の「まもリフォーム」ともいうべき傾向が出始めている、という。

 25年のリフォーム理由(回答者1165人)で最も多かったのは「設備が古くなったり故障したため」(68.2%)で、次いで「暑さ・寒さ・湿気など、住まいの快適性を高めるため」(21.2%)、「節電・省エネにより光熱費を抑えるため」(13.8%)などが挙がった。

 21~24年の各年いずれもリフォーム理由の1位は「設備が古くなったり故障したため」だが、「住まいの快適性を高めるため」を挙げる回答は21年以降増加傾向にあり、近年の気象の変化が影響している、と分析している。

 25年にリフォームした場所で最も多かったのは「トイレ」で40.5%を占めた。次に多かったのは「外壁の張り替え・塗装」(29.5%)で、「キッチンまわり」(29.2%)、「ユニットバスまわり」(24.3%)、「洗面所」(21.9%)などが続いた。

 調査は11月13~18日にインターネットで実施。21~25年に家のリフォームをした20~70代の男女4700人(全都道府県各100人)を対象とした。