統計数理研究所(統数研)は5月23日、公開講演会などを行う催事オープンハウス2025「データサイエンスの挑戦-予測・発見・創造」を東京都立川市の同研究所で開催する。参加無料。
公開講演会は午前10時から「人新世の環境科学とデータサイエンス」をテーマに、気候変動の過去の理解と将来予測など最新研究を紹介する。講演者は安岡善文・東京大名誉教授、塩竈秀夫・国立環境研究所 地球システム領域 地球システムリスク解析研究室室長、村上大輔・統計数理研究所 准教授。
研究内容ポスター発表では、統数研の全研究者と大学院生が三つのグループにわかれて、各40分、各自の研究内容を分かりすく説明するという。研究内容をまとめたポスターは終日展示する。
また「統計よろず相談室」と題して、統計に関わるさまざまな質問や相談に1件30分程度の時間を設けて回答する。大学院説明会(総合研究大学院大学 先端学術院 統計科学コース)も実施し、在学生・修了生の講演や大学院教育と入試説明などを行うという。
公開講演会と大学院説明会はオンライン参加も可能(事前申し込みが必要)。参加方法など詳細は統数研ホームページ。 統計数理研究所は、統計数理研究の中心的な研究機関として1944(昭和19)年に文部省(当時)直轄の研究所として設立した。