神戸親和大(神戸市)はこのほど、大学生がさまざまな課題解決について企画・立案・実践するスポーツビジネスコンテントで同大の3年生が最優秀賞を受賞したと発表した。
コンテストは、ナガセケムテックス(兵庫県たつの市)が協賛。兵庫県姫路市を拠点にする女子プロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」を運営する姫路ヴィクトリーナと、大学コンソーシアムひょうご神戸(神戸市)、兵庫県が共催した。同コンソーシアムに加盟する兵庫県内36大学が対象。ヴィクトリーナ姫路から六つ課題(集客、アプリ登録者数の増加、駐車場混雑緩和施策、アカデミー生の募集、スポンサー従業員のファン化、8市8町との取り組み)が提示され、神戸親和大スポーツ教育学科のゼミ生(高松ゼミ)の6人が「駐車場混雑緩和施策」に取り組んだ。
具体的には、試合会場となるヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市立中央体育館)前駐車場の混雑を緩和させるために、最寄り駅の山陽電気鉄道「手柄(てがら)駅」をスタートにしたロゲイニングイベント(スタンプラリーのような野外スポーツ)を企画。チェックポイントの店をたどるなどして会場に向かうことで、試合観戦者の交通手段を車から電車などに変更できたという。
ゼミ生は神戸親和大の高松祥平教授からスポーツマネジメントなどを学んでおり「街中でイベントを開催するにあたり、姫路市から公園利用の許可を得たり、体育館までの店に協力を求めたりして準備を進めた」という。